人と共に"生きる"を学ぶ

 

フォルケホイスコーレの産みの親であるグルントヴィは、フォルケホイスコーレを“人生のための学校(School for Life)”と提唱しました。「人生を精一杯生きるための欲望や能力を深め、目覚めさせる学校であり、様々な人と向き合う状況の中で、仲間意識を醸成する場所であり、さらに、生きた言葉、つまり母語によって生徒の覚醒を助ける場所」と彼は考えていたのです。

ここでは、何らかの資格のためや、将来の暮らしのための職業訓練教育とは異なり、今の人生に焦点を当てることに重きを置かれています。自分が何者なのか、自分自身に向いていること、才能は何なのか、を探すことが、フォルケイスコーレの意義の1つです。

また、生徒と先生が長期間共に暮らすことで、一人ひとりの人間性が次第に浮かびあがり、他者との関係が育っていきます。異なる国籍・性格・年齢の仲間たちと、食事の時間や授業、プロジェクトを共にし、余暇を楽しむうちに、かけがえのない家族のようなコミュニティになっていきます。
時に価値観の差異からもどかしさを感じたり、近すぎる関係から苛立ちを覚えたりもします。けれども、他者とよりよく生きるための働きかけや話し合いを通して、一人ひとりが民主主義的な考え方を学んでいくことこそ、もう1つの大事な意義でもあります。

このプログラムをでは、フォルケホイスコーレ特有の授業やワークショップを通じて、自身の中の思考を言葉にしたり、自己表現に挑戦してもらいたい、と考えています。また、異なる国籍の生徒との対話の中で、現在の社会情勢や日本の国際的な立ち位置、日本文化への評価などを知ることがでできる時間も準備しています。

WHAT IS FOLKEHØJSKOLE?

フォルケホイスコーレとは、北欧独自の教育機関です。
フォルケホイスコーレの特徴は、試験や成績が一切ないこと、民主主義的思考を育てる場であること、知の欲求を満たす場であることです。
加えて、全寮制となっており、先生も含めた全員が共に生活することなども代表的なフォルケホイスコーレの文化です。
生徒はみな国籍関係なく国からの助成金を受けることができ、学費の一部を払うだけで入学できます。
もともとフォルケホイスコーレは、哲学者であり教育者でもあるデンマーク人のグルントヴィが「すべての人に教育を」というコンセプトのもと、
主に学校に通えない農家に育った人などを対象に創設しました。
やがてもう一人の創始者と言われるクリステン・コルがフォルケホイスコーレを今の民主主義的教育メソッドに変えたと言われています。

1844年に最初のフォルケホイスコーレが開校しました。20年後、64年のシュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争に敗れたことで市民の間で「知」への欲求が大きく増加し、
67年にはおよそ20校が、その50年後には68校がつくられました。その後も学校数は少しずつ増え続けますが、2007年ごろから不況により統廃合が行われ、
現在では1918年時点とほぼ同数の70校前後があります。
統廃合された結果今残っているものの多くは、特定の分野に特化し個性を持った学校です。
特化された分野はアート、スポーツ、哲学、福祉など様々ですが、今でも創始者の目指した知を蓄える場所であることや、
民主主義を育てる場所であることはどの学校も一貫して守られています。

ボーセイ・ホイスコーレ

ボーセイホイスコーレは柔道、合気道、デコンドーなどの武道やアウトドアスポーツを通じて身体と心を鍛え、日本や韓国といった東アジアの文化や哲学を学ぶことができるフォルケホイスコーレです。かつて東海大学の付属高校だった建物を、ボーセイホイスコーレが譲り受けて現在は学校が運営されています。

主に通うデンマークやヨーロッパの生徒たちが日本語や伝統的な日本文化、今の日本のサブカルチャーに対して高い関心を持ち、積極的に学ぶ姿に触れることができます。 また学校の周辺は自然公園が広がっており、デンマーク人が日々の生活において、自然と触れる時間をとても大事にしていることが感じられます。
デンマークと日本の、文化や個人の価値観にどのような共通点があり、どのような違いがあるのか。それらを肌で感じ、考える時間を通じて、日本文化の魅力や日本人としてのアイデンティティを再度考えることができる良い機会になると思います。

DETAILS

  • 応募締め切り:7月27日(土)
  • スケジュール:8月29日~9月4日
  • 応募人数:8〜16名
    ※参加者は、先着順で選定させていただきます。
    ※最低催行人数の 8 名に満たない場合には、プログラムは中止となりますのでご了承下さい。
  • 開催場所:Bosei Højskole
    Evensølundvej 5, 4720 Præstø, Denmark

申込みは終了しました

FEE

授業料 一般90,000円(学生 81,000円)

  • ノーフュンス・ホイスコーレのコースと合わせて参加される方は合計金額から1万円割引いたします。
  • 料金にはボーセイ・ホイスコ―レにおける宿泊代、食事代、プログラム中の小旅行にかかる料金が含まれています。
  • 振込先は、お申し込みを頂いた後に折り返しご連絡いたします。

*持ち物などの詳しい情報は、ウェルカムレターにてご連絡いたします。


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応募条件

  • 日本文化の価値を考えたい人、発信したい人を募集しています
  • デンマークの教育に興味があり、日本の教育のあり方を考えたい方を募集しています
  • コミュニティの在り方を考えたい方を募集しています
  • 年齢制限はありません。高校生以下の方は保護者の許可を得てご応募下さい
  • プログラムの多くは英語を必要としますが日本人によるサポートがあります
  • 外国語能力に条件はありませんが、伝えようとする気持ちや理解しようとする努力が必要です

キャンセルポリシー

キャンセルされる場合は、当団体のキャンセルポリシーに基づきキャンセル料が発生いたします。

  • 開講1か月以前のキャンセル:参加費の0%
  • 開講1か月以降のキャンセル:参加費の10%
  • 開講1週間以内のキャンセル:参加費の20%

を頂戴し、残り全額を返金いたします(振込手数料差引額)。
開講当日までにご連絡いただけない場合は全額を頂戴し、返金は行ないません。

実施までの流れ

DAY内容
5/17 - 7/15-募集期間
6/28-プログラム実施判断
7/15-募集締切
7/1 - 7/20-ウェルカムレター・料金振込先連絡
7/1 - 7/29-料金振込み
7/1 - 8/20-チケット予約(各自で手配ください。)
8/28-前泊
8/29-プログラム開始

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タイムテーブル

 

訪問先の都合により多少変更いたします。
変更は随時ウェブサイトに反映いたします。

DETAILS

DAY内容
8/29-ボーセイ内のホイスコーレの施設案内
-フォルケホイスコーレについて
-生徒との交流
8/30、8/31-フォルケホイスコーレの生活を体験します(朝礼や食事、掃除など)
-フォルケホイスコーレ特有の授業を受けます
※1コマ約2時間の授業を1日3コマ予定しています(計6コマ)
※ボーセイホイスコーレの通常授業から2コマを受講する予定です(授業候補はアート、ヨガ、ディスカッション、アウトドアなど)
※残りの4コマは特別講師による企画授業を予定しています
9/1-小旅行
自然に囲まれたボーセイホイスコーレの周辺をサイクリングしながら、デンマークの歴史や文化を体感していきます。
9/2-日本文化に関するワークショップの準備
9/3-ワークショップ実施
9/4-振り返り
-掃除および荷造り

ORGANISERS

 
山本勇輝

Yuki Yamamoto

山本勇輝

活動:2013年夏よりHøjskolen på kalø (ハイスクールポカロエ)の学生として滞在しその後住み込みで働くスタッフとなり、現在では体育、自然、日本語の授業を受け持つ教師として滞在したことも。MADO kalø Denmark, MADO berlinの一員としても日本人生徒の受け入れやフォルケホイスコーレ情報を中心に発信している。

夢:フォルケホイスコーレを日本に作る

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的場 陽子

Yoko Matoba

的場 陽子

1986年兵庫県生まれ。
東京で4年半教材製作会社に勤務したのち、隠岐諸島の海士町にある公営塾の講師として中高生の進路サポートに3年関わる。一人ひとりの感性を伸ばし、天性を見つけられる場づくりをしたいと考え、かねてより興味のあったフォルケホイスコーレに留学を決意。
ユラン半島にあるVestjyllandshøjskoleを2016年2月に卒業したのち、コペンハーゲンに在住しながらデンマーク各地を回る。現在、VIA Univerity Collegeの留学生向けプログラム”Nature,Health and Democracy”に在籍し、教育学を学んでいる。

海士町時代の記事『ないと思っていたものは自分の中にあった~島で見つけた本当の自分~』もぜひ読んでください。

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矢野拓洋

Takumi Yano

矢野拓洋

2011年東洋大学工学部建築学科卒業
2013年Bath University Architecture and Civil Engineering MSc Architectural Engineering: Environmental Design卒業
2014年-デンマーク在住 設計事務所勤務 建築家、研究者としてデンマークの建築設計思想とデンマークの社会制度、文化の接点を学ぶ 民主主義的設計アプローチと教育システムに関心を強め、 デンマーク民主主義教育のアイコンともいえるフォルケホイスコーレと関わりを深める

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Collaborator

 

※講師のプロフィールは随時更新します。

学校のイメージ

LIFE IN DENMARK

 
Visaについて

Visa

デンマークはシェンゲン圏であるため、90日以内の滞在であれば日本人はビザを申請する必要はありません。スタディプログラム前後にデンマークを含むシェンゲン圏をご旅行される場合は、滞在期限が過ぎないようご注意下さい。

Insurance

渡航前に、海外旅行保険に加入しておくことを強くお勧めいたします。指定の保険会社等はございませんが、スタディプログラム期間をカバーするものであれば、多くの場合1万円以内で加入することが可能です。

Money

デンマークで使用されているお金は、デンマーク・クローネ(DKK, kr)です。1DKKは約18円(2015年6月現在)です。デンマークはカード社会なため、普段現金を見かけることは多くありません。ですが、まれにカードに対応していない店等もあるので、現金を準備しておくことをお勧めします。ATMは、ほとんどの場合銀行の外壁に取り付けられており、24時間使用することができます。

Transport

主な交通手段は自転車です。自転車道が整備されているため、快適に移動することが可能です。
通常の生活は自転車で行ける距離で行いますが、少し遠出をする場合には、公共交通機関を利用します。
首都圏で使われている公共交通は大きく分けて3つで、DSB、movia、Metroです。
DSBは通常ラインと、コペンハーゲン中心地のみ走っているS-trainに別れており、ボーセイホイスコーレに行くには通常ラインに載る必要があります。
コペンハーゲン中心地ではmoviaが運営するバスやMetroを利用するのも便利です。
DSBとMetroには自転車を持ち込むことも可能です。

Security

デンマークは非常に治安の良い国で、夜も問題なく外出することができます。大きな犯罪などもあまり耳にしません。
町中でデモが行われても、暴力騒動になどに発展することは極稀です。
しかしながら、スリなどに遭う日本人の被害届は跡を絶ちません。安定した国であるため油断してしまいがちですが、あくまでも海外にいるということを忘れず、学校施設内にいる時でも、常に貴重品の管理を注意深く行うようにして下さい。

乗り継ぎについて
気温にについて

Climate

1年通して日本より気温の低いデンマークは、夏場は非常に快適に過ごすことができます。
湿度も日本より低く、雨に濡れてもすぐに乾きます。寒暖の差が日本より激しいため、状況に合わせて気軽に着脱できる服装を準備しておくことをお勧めします。
特に朝や夜は肌寒く感じることが多いので、上着を忘れずにお持ち下さい。

引用元:World Weather Online

ボーセイ・ホイスコーレ

Evensølundvej 5, 4720 Præstø, Denmark |HP: http://www.bosei.dk/